ミニチュアハウス・リリパットレーンの素敵な世界

イギリスの石膏製ミニチュアハウス・リリパットレーンの作品を紹介するブログです。

リリパットレーンのリペアで…

先日、リリパットレーンのハウスが欠けてしまったのでどうしたら良いか?のお助け相談を受けました。
ヤフオクにて何度も購入していただいているご贔屓さまの困り事。

先ずは送っていただいて…、それから考えましょう、と送っていただいたものがこちらの作品です。
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右側部分の屋根の端が特に大きく欠損してしまった部分。
手前の屋根も小さな欠けができています。
クローズアップするとこのような感じです。

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この他に、作品の裏側の葉っぱの所と、足下の部分が欠けてしまっています。
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クローズアップするとこのような感じです。
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大きく欠けている部分はジェッソで埋めようかな?と思ったのですが、しっかりと硬化するには2週間ほど掛かるのと、色が場合によっては上手く塗れない事があるので、先ずは同じ色合いに調整したペイントで色を被せてみました。

先ずは、大きな欠けのあった屋根の端の部分です。
様子を見るために少し引いて撮っていますが、目立ちにくくなりました。
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屋根の瓦が不規則で、壁もゴツゴツした感じなので何だか欠けも分かりづらくなっています。
クローズアップすると補修具合が分かりますが…。
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気にならない程度になっていると思いますが、どうでしょう。

そして、葉っぱの部分も同じ様に、色を調整したペイントで塗り重ねてみました。
引いて撮っていますが、目立ちにくくなっていると思いませんか?
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クローズアップすると勿論分かってしまいますが。
反射で白っぽく写った部分がありますが、そちらもきちんと緑色に塗ってあります。
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地面の部分もご覧ください。
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こちらは小さな欠けだったので、分からない程度に回復しています。

色を被せただけですが、これでまたこの先も楽しめるのではないでしょうか。

石膏で出来ているミニチュアハウスは落としたりぶつけたりするとどうしても欠けてしまいます。
欠けると白さが目立ってしまうので、そういう部分を見ると段々愛着が薄れてしまうかもしれませんが、こんな簡単な方法でカバーできます。
壊してしまった事実は戻りませんが、それもまた自分の付けた傷痕で、そういった部分も思い出に変換して長く寄り添っていただければ、と思います。


最後まで読んでくださりありがとうございました。