Lilliput Lane Brock Bank 1988
Lilliput Lane Brock Bank 1988
大きな梁で支えられた構造の建物の壁を漆喰で覆った、１７世紀ごろに建てられた建物をモデルにした作品で、初期の頃に見られた、手彫りで型を作った様子が見てとれるミニチュアハウスです。
鱗模様の煉瓦や、煉瓦の下地が見えた漆喰の壁(塗り壁の表情あり)、下見板張りの壁など、素朴ながらよく見ると細かく表現された部分です。
刻印も渋い色で、味わいがあります。
裏口へは、表からスロープを通って出入りするか、階段を上って出入りするようです。
煙突の先の形も粘土で形成したかのような素朴な仕上がりです。
味のある作品、BrockBank でした。
One of Our Miniature Masterpieces、 1988年にカンブリア州の工房で作られ、1993年まで販売されていた作品です。
側面です。
建物の後ろ側の部分です。
所々にある、壁の一部の煉瓦下地が見えている表現が、この家の古さを表現しているのでしょう。
微笑ましい部分です。
反対側の側面です。
素朴さが一番分かる面かもしれません。
シンプルで、手仕事を感じる非常に魅力的な作品です。
上から見るとこのような感じです。
この作品の大きさは、約9.8cm×6.8cm×9cm 重さは約332g です。
斜め横から見た部分です。
この美しい作品はリリパットレーンを代表する作品の1つとしてカテゴライズされ、ラベルに反映されています。
作品の元になった家はロンドンからさほど遠くない場所ながら木々が生い茂る自然豊かな美しい住宅地にあったようです。
リリパットレーン、奥が深い世界です。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
