Lilliput Lane Fishermans Bothy 1989
Lilliput Lane Fishermans Bothy 1989
The Scotish Collection シリーズより、1989年~1999年まで販売されていた漁師のボート小屋です。
緑色に塗られたボートの底板を抜いてドアの覆いにしている部分が目を引く作品です。
側面には網が掛けられていて、朱色の浮きが所々に付いています。
緑地の上には魚を入れる木箱や石の壁にはロープが掛けられていたり、建物の一部に接した大きな岩など、ゴツゴツした荒々しい雰囲気です。
磯の香りがしてきそうです。
建物の後ろ側の部分です。
とても大きな岩を取り込んでいるのが分かります。
煙突や壁の石はこのような岩を加工して素材にしたのかもしれません。
反対側の側面です。
平らな岩の上には収穫した魚が置いてあります。
傍らには木材があったり、薫製にでもするのでしょうか。
もう少しこの部分をクローズアップしてみます。
入り口の前の赤い部分は炎なのでしょうか、両側を大きめの石で囲ってあります。
色々と想像を掻き立てられる部分です。
素朴な屋根や煙突回りも見てみましょう。
石葺きの屋根と石壁、煙突が良い具合に調和しています。
波で洗われて角が取れた小石がゴロゴロ転がっているのも良い具合です。
海のすぐ側に建てられているのか?スロープの部分は波の引いた感じの痕が付いています。
入り口のボートの形と相まって、海辺の雰囲気がとてもよく表現されています。
田舎の素朴な家も良いですが、海辺の小屋もなかなかです!
味わいあるこの作品の大きさは、約9cm×8.2cm×6.5cm 重さは約250g と少しどっしりとしています。
刻印は珍しく年号の入っていないものです。
入れて押せるほどのスペースが無かったのかもしれません。
最後に、斜め横から入り口付近をクローズアップした画像です。
力強い感じの印象の素敵な作品ですね。
Fishermans Bothy でした。
リリパットレーン、奥が深い世界です。
最後まで読んでくださりありがとうございました。