ミニチュアハウス・リリパットレーンの素敵な世界

イギリスの石膏製ミニチュアハウス・リリパットレーンの作品を紹介するブログです。

Lilliput Lane FRY DAYS 1996 L2023

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リリパットレーン 村のフィッシュ&チップス屋さん FRY DAYS 1996年 L2023 

イギリスはカンブリア州、ケンダルの町にあった石造りのお店を元にしていた作品です。
現在はお店を閉めてしまったので、実際の建物の画像は残念ながらありません。

美味しいフィッシュ&チップスのお店には沢山の人々が訪れます。
石造りの壁に白い漆喰塗り、赤い枠の開口部分が目を惹くお店です。

ドアの所には女の子がお人形を抱えて立っています。
また、側面にあるベンチではカップルが仲良くフィッシュ&チップスを分けあっている様子です。

のんびりと…、美味しく、楽しい時間の流れを感じます。

お店の周りの鉢植えやハンギングバスケット、壁伝いに咲いている綺麗な花色に癒されて…。
幸せな気持ちで家路に着きます。


産業革命以降、人々の慌ただしい生活のなかで、手軽に美味しく食べられるものとしてフィッシュ&チップス は瞬く間に広がり、今では国民食と言っても過言ではないぐらい親しまれている料理の1つです。
そんな様子が動画でありましたのでご覧になってみてください。
https://youtu.be/GQfWozB5Ee8

フィッシュ&チップスは、イギリス人の大好きなジャガイモを魚と一緒にフライにしたものですが、フライにするのは鱈・Cod もしくは、こぶりな鱈の仲間Haddock が一般的です。
揚げたてのフライはそのまま食べるか、麦芽を発酵させて作られたモルトビネガーをかけて食べたり、レモンを絞ったりして食べます。

ヴィクトリアンな雰囲気の残るお店では、上品なスタイルで提供されていた様子も…。
https://youtu.be/W4V3l0owL_8

頼めばお土産にしてくれるところも良いです。

動画を探してみると、他にも移動式のフィッシュ&チップスのお店がありました。
お店が村に着くと拡声器でアナウンスがあり、人々が瞬く間に集まってくるところが面白いです。
https://youtu.be/hxVnr23jioU

村から村へと移動して販売するフィッシュ&チップス屋さん。
村の人たちは楽しみだったでしょうね。

今回、フィッシュ&チップスの事をあれこれ調べていたら楽しい動画がこの他にも色々とあり、イギリスの人々にとって愛され続けている料理だと強く感じました。
だからこそ、リリパットレーンでも作品にしたのが良く分かります。


作品のお店を見ていると…、フライの良い匂いが充満してきて…
村のフィッシュ&チップス屋さんでサクッと揚げたてを頬張りたくなりませんか?
美味しいフライが食べられますよ。

Lilliput Lane PIGGY BANK 2000 L2359

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リリパットレーン 村の銀行 PIGGY BANK 2000年にリリースされた作品です。

イギリスはノーフォーク州 Eaton村の中心部に、18世紀頃に建てられた,
ジョージアンスタイルの出入り口や漆喰を塗った壁、藁葺き屋根の可愛らしい建物を元にしています。

レース模様を彷彿とさせる白いフェンスと黒い街灯、出入り口の設えや左右に置かれたコニファー、綺麗に寄せ上されたプランターボックスが並ぶ、町中の銀行らしいお店構えです。

銀行の端には豚をカートに乗せた女の子が立っています。
また、花壇の手前では白黒のボーダーコリーの様な犬が座って誰かを待っている様子です。

PIGGY BANK は、昔は余ったコインを台所等に置いてある、PYGG と呼ばれる赤い陶土の壺に貯めていた事に由来します。
下記の様な壺に貯めていたもののようです。

https://www.pinterest.jp/pin/497366352589408680/

PYGG が誤って、PIGG と勘違いして出来たのが、豚の貯金箱とも。

そういった由来から、作品に登場する女の子が連れている豚さんは貯金箱を表しているのでしょうか。
そうだと、豚さんは結構な大きさなので、頑張って貯めたものをこれから銀行に預けに行くのかもしれませんね。

建物の裏側には、裏口と出納帳の様なファイル、しっかりした作りの緑の鞄、黒い自転車が置いてあります。
銀行員の必須アイテムが並んでいる様子です。

ここで、一昔前の銀行の様子を記録した動画を探してみましたら、イギリスではありませんが、アメリカでの様子を記録したものがあったので紹介しておきます。
手書きの手続きやマンツーマンでの交渉など、懐かしく感じる方もいるかもしれません。
https://youtu.be/rc94KoTabTY

村の銀行は、みんなの大切な蓄えを管理するところ。
村の人々、お店やさん、みんなが頼りにしている銀行は、今日も人々が集まってきている様子です。

Lilliput Lane THE BAKERS SHOP から…

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リリパットレーン 6種類ある村のお店屋さんシリーズのパン屋さんから…。
THE BAKER'S SHOP の作品を掲載しています。
(3枚とも同じ作品ですが、光の加減で写りかたが違っています。)
この作品を見て、パン屋さんの動画を紹介したくなり、記事にしました。

1962年の古いパン屋さんの映像から当時の様子を垣間見れます。
https://youtu.be/TRT_bDMXATw

掲載作品の、お店のショーウィンドーに飾られている、小麦の束のパン作りの様子も出てきます。
どこか懐かしい感じがして胸がきゅっとなりました。


また、同じ頃にSunblest Bakeriesと言う製パン会社(現在は、Allied Bakeriess社に吸収されて、ブランド名となっていますが。)が作成した、製パン工場の様子を写した動画がとても面白かったので、同じく紹介いたしました。

https://youtu.be/PSSCn7ZXt48

1つの丸いケースに、ふるふると揺れながら入っている巨大なパン生地は約245kg分もの重量があるそうで、その重たい生地をぐるぐるとまとめ、細分割してパンを作っていく工程は見ていて飽きません。

美味しいパンをあれこれと…、村のパン屋さんで扱っています。
ショーウィンドーを見ながら、想像の世界を楽しんでくださると良いです。

Lilliput Lane STRAWBERRY FIELDS 2004 Anniversary Cottage L2683

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STRAWBERRY FIELDS は、2004年のリリパットレーンの創立記念作品のとして作られた、苺屋さんの作品です。

ウースタシャー州、Harvington村にThatchways, もしくは、一時期はチョコレートメーカー・キャドバリー社のミルクトレーの表紙を飾った事から、チョコレート・コテージの愛称で呼ばれている、素敵なコテージを元にしています。

実際の建物は16世紀頃に建てられ、ティンバーフレームに白い漆喰の壁、傾斜の大きな藁葺き屋根の素朴で美しい田舎家で、その様子は下記のページをご覧ください。

https://www.dailymail.co.uk/news/article-7508887/Charming-16th-century-home-featured-Cadburys-Milk-Tray-box-goes-sale-495-000.html

美味しい苺を作る農家のご夫婦の住まいで、家の前に停まっている赤色の車は配達用のもの。
苺の色がチャーミングです。

この苺屋さんは近所の八百屋さんへ卸したり、敷地の中に設けた販売スペースで直接販売をしています。
また、苺摘みもでき、長閑な雰囲気のなかでのんびりと美味しい苺を摘んではモグモグと楽しめるところも良いです。

明るい色合いでまとめられた作品は眺めていると心も明るく感じさせてくれます。

Lilliput Lane THE TOY MENDERS 2004/2005 L2665 Collectors Club Special

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Lilliput Lane THE TOY MENDERS 2004/2005 L2665
リリパットレーン・コレクターズクラブ会員限定販売作品

おもちゃの修理工房の作品です。

イギリスはデヴォン州 Mamhead House内に、17世紀頃に建てられた ティンバーフレームに円形の藁葺き屋根の素敵なロッジを元にしています。
(実際の建物は、現在は Dawlish College の所有により画像での確認ができません。)

黒いティンバーフレームに白い漆喰塗りの壁、汽車の形に刈り込まれたモチーフのある藁葺き屋根の可愛らしい修理工房。

店主がおもちゃを直している場面や子供がおもちゃで遊んでいるところ。
カラフルな色の洗濯物を干す奥さまと、逆さまのくまのぬいぐるみ。
懐かしい雰囲気のおもちゃが並び、カラフルで、楽しい雰囲気を纏っています。

綺麗なお花の咲くお庭を通って裏側に行くと、凝ったデザインの窓枠や、裏口の前に置かれたバスケットにはお人形とくまのぬいぐるみが一緒に入っていて癒されます。

藁葺き屋根は円形で、そのトップは尖りがあり、チャーミングです。
おもちゃを扱うお店ならではの、賑やかで楽しい作品です。

Lilliput Lane HANSEL & GRETEL PYO 1993

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Lilliput Lane HANSEL & GRETEL PYO 1993

グリム童話で有名な、ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家を題材にしたもので、PYO(Paint Your Own) 自分でペイントをして楽しむ作品です。

一番最後の画像にもありますが、型どりした石膏の素地に下地を塗ってある状態のものに色を塗っていきます。
通常の作品と手順は変わらないものです。

マーブルチョコレートの屋根やキャディの実、チョコレートの壁、キャンディケーンの柱、ロリポップの外灯?マシュマロの石畳や屋根。

魔女の住む家なので、箒と黒猫がいます。

カラフルでポップな雰囲気に元気をもらえる作品です。

おはなしの背景や成り立ちは置いておいて…、明るい色合いの作品で新年をスタートさせたいと思いました。


明けましておめでとうございます。
今年も楽しくリリパットレーンの作品の紹介をできればと思います。
拙いブログですが、本年もどうぞよろしくお願い致します。

Lilliput Lane BARK THE HERALD ANGELS SING 2010 L3286

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リリパットレーンの2010年クリスマスシーズンに販売されたクリスマスの頃のゲームキーパーズロッジ(狩猟用の) 
BARK THE HERALD ANGELS SING L3286  です。

イギリスは ベドフォードシャー州 Old Warden村の Old Warden Estate の敷地内に、1878年に建てられた管理人の家を元にした作品です。
この家は現在は、ランドマーク社が管理をしながらホリデーハウスとして貸し出しており、その様子は下記のサイトで見ることができます。


https://www.landmarktrust.org.uk/search-and-book/properties/keepers-cottage-8764


作品では、雪が降った後の、クリスマスの飾りつけがされた家の様子を表現しています。
赤レンガの屋根とお揃いの色のティンバーフレームが目を惹く、個性的な家です。
庭には大きなもみの木があり、その木の下で2匹の犬が積もった雪を楽しんでいます。
玄関のドアには控えめにクリスマスリースが掛けられ、キラリと輝いています。
クリスマスらしい飾りつけは、このドアのリースぐらいでしょうか。
(もみの木にも金色のモールが掛けられている様ですが、あまり目立ちません。)
クリスマスが終わっても冬の間は楽しめそうな作品です。

クリスマスの歌に、 Hark the Herald Angels Sing という歌がありますが、作品名はその題名をもじったものの様です。
歌は下記の動画で聴くことができます。

https://youtu.be/CwKOjy-SIBg

クリスマスの日に聴くと、優しく穏やかな気持ちにさせられます。
メリークリスマス♪