Lilliput Lane CLOCKMAKERS COTTAGE 1987
Lilliput Lane CLOCKMAKERS COTTAGE 1987 です。
1987年~1990年までの間に生産され、H.Samuel (イギリスの宝飾店) もしくは、系列店限定で販売されていた作品です。
サフォーク州の Hengrave の町の郊外にある Hengrave Hall という今は結婚式場の門の横に建てられた小さなコテージが元になったものです。
細かな網目模様がエレガントで、特徴的な煙突が目を引きます。
実物通りで、煙突と言えどもデザインに手を抜かないところが流石です。
お庭の植物の形がなかなか芸術的です。
流れるような枝ぶりに心が惹かれます。
屋根の瓦の鱗模様がとても細かいんです。
気の遠くなるような作業だったと思いますが、だからか全てが鱗模様ではないようです。
(実物は、全て同じピッチで鱗風の瓦が敷かれています。)
細部で気になった部分をアップします。
秋の様な色合いの、葉が紅葉している植物と素敵な木製の扉です。
リリパットレーンの刻印もさりげなく押してあります。
軒下のレリーフや、階段の脇にある手摺の飾りには装飾模様があります。
見逃しがちな部分ですが、手を抜かず丁寧に作られています。
屋根の部分は段違いになっていて、縁の意匠や、煙突もデザイン性が高く、美しいです。
さて、そのCLOCKMAKERS COTTAGE ですが、昔のDOVECOT と合わせてみてみました。
植物の作りが似ています。
同じスカルプターが製作したのかもしれませんね。
繊細な形状の枝で、流麗なフォルムにうっとりします。
もう1つ、Titmouse Cottage と合わせてみました。
これももしかしたら同じスカルプターの作品かもしれません。
並べるとエレガントな雰囲気の空間が生まれます。
素敵な作品、 CLOCKMAKERS COTTAGE でした。
最後まで読んでくださりありがとうございました。